本宮・川湯・湯の峰・渡瀬エリアの日帰り温泉ガイド
ピックアップ日帰り温泉
本宮・川湯・湯の峰・渡瀬エリアの温泉地ガイド
歴史
熊野本宮温泉郷にある川湯温泉と湯の峰温泉は、和歌山県田辺市本宮町の熊野川支流の大塔川沿いに古くからある温泉地で、渡瀬(わたぜ)温泉は昭和40年代に開発された比較的新しい温泉地です。
川湯温泉、湯の峰温泉、渡瀬温泉とも国民保養温泉地に指定され、熊野三山の一つで熊野神社の総本宮である熊野本宮大社にも近く、車で10分ほどの距離です。
川原を掘れば温泉が湧くというユニークな川湯温泉、西日本最大級の大きさを誇る露天風呂と日本屈指の家族専用貸し切り露天風呂が楽しめる渡瀬温泉とそれぞれ特徴がありますが、なかでも日に7回も湯の色が変化する湯の峰温泉の岩風呂「つぼ湯」は、熊野古道と共に世界遺産に登録され日本最古の共同浴場として全国的に有名です。
泉質
夏は清流で川遊びを楽しみ、夜間や早朝には満天の星の下でせせらぎを聞きながらの湯浴みが楽しめる川湯温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉で、神経痛・皮膚病・糖尿病などに効果があるといわれています。
渡瀬温泉の泉質は「美人の湯」といわれるナトリウム-炭酸水素塩泉(重曹泉)で、神経疾患や創傷などに効能があり、さらに飲用効果としては消化器疾患や糖尿病などに効能があるといわれており、土産物屋で販売されています。
そして関西では貴重な「硫黄泉」の泉質を持つ湯の峰温泉は、限られた温泉を大切に利用しながら今もなお源泉掛け流しを行っており多くの人々に親しまれています。
特徴
川をせきとめて造る川湯温泉の「仙人風呂」は、長さ50メートル、幅15メートルほどの超巨大露天風呂で1000人は入れる広さを誇り、冬の風物詩として親しまれ毎年約10万人が訪れています。
また、周辺にバンガローやキャンプ場を始めレジャー施設が充実している渡瀬温泉は、アウトドアの拠点としても若者を中心に人気が高まっています。
そして湯の峰温泉の周辺には九十九王子の一つである湯峯王子を始め多くの見所があり、浄瑠璃や歌舞伎の世界で語り継がれている伝説「小栗判官照手姫物語」が特にその名を知られています。
観光
やはり熊野三山の一つ「熊野本宮大社」が有名で、お正月の初詣はもちろん、熊野古道を歩く方も多く寄られてお参りされていきます。
各温泉地でも、世界遺産である熊野古道を歩いた後や清流に囲まれた大自然でアウトドアを楽しんだ後、それぞれの温泉で湯煙がぼんやりと立つなか星空を見上げるのは、何物にも代えがたいリフレッシュタイムです。
湯の峰温泉の湯の谷川沿いにある「湯筒」では、常に90度の源泉が湧いており、温泉卵や茹で野菜を作りながら横のほんの少し暖かい川に足をつけ楽しむ観光客が絶えません。
また、つぼ湯は夫婦で入れば子宝に恵まれると言われており、多くのカップルが行列をなしています。
周辺の店には熊野地方の郷土料理である「めはり寿司」も販売されていて、地域を心ゆくまで堪能することができます。
[南紀・熊野の特産品・お土産] 南紀熊野ええもん市場でもっと見る>>